被災地支援事業

岩手県釜石市の母子支援団体の移転・改装工事費を助成(2015年07月)

 岩手県釜石市で未就学児の一時預かり事業を行っているNPO法人「母と子の虹の架け橋」(若菜多摩英代表)に、移転に伴う改修工事費や備品購入費など290万円を助成しました。


 若菜代表は、東日本震災後に釜石市に入り、助産師や家事ボランティアとともに、被災した妊産婦のケア活動を開始。被災者が避難所から仮設住宅に移った2011年9月、心身のケア活動や就労支援等の各種講座を行う「ママハウス」を、また2012年5月には未就学児の一時預かり施設「虹の家」(定員12人)を同市内に開設しました。さらに、「虹の家」の待機児が増えたため、市の要請に応えて2014年8月、「第二虹の家」(同15人)を新設しました。

 このうち、市中心部の大只越町にある「虹の家」は、家主の都合で移転を迫られ、6月から同市中妻町の賃貸家屋に移転しました。待機児童解消を目指す市の再要請を受け、移転を機に定員は、一次預かり15人、保育10人の最大25人となりました。5月に行った移転先の改修工事費735万円のうち、4分の3は市から補助金が出ます。しかし、事業の急拡大で「母と子の虹の架け橋」の資金繰りは苦しく、自己負担分184万円や引っ越し費用、敷金・礼金・仲介手数料、育児用家具やエアコンなど電化製品購入費を支払う 余裕がないため、相談を受け、事業団が緊急助成することになりました。若菜代表は「移転を迫られて一時はどうなるかと思いましたが、事業団のご支援をいただき、大変助かりました」と話しています。

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                       内装工事が終わった虹の家で、子どもたちの面倒をみる保育士