被災地支援事業

「復興支援大学等奨学金」 第4期生に被災地の6人が内定(2015年11月)

 東日本大震災で被災し、進学が経済的に困難になった高校生を支援する「読売光と愛・復興支援大学等奨学金」(読売新聞社後援)の第4期奨学生に、6人が内定しました。

 在籍する高校別では、岩手県が2人(滝沢市、大槌町)、宮城県が3人(仙台市、東松島市、柴田町)、福島県が1人(南相馬市)。6人のうち男性は1人。半数は母子家庭で、1人は家族が福島と岩手に別れての二重生活の生徒です。
 6人は、宮城、岩手、福島、山形県にある大学や専門学校を志望しており、来春の進学後、毎月5万円(返済不要)が卒業まで支給されます。卒業後は、看護師、公務員、保育士、警察犬訓練士、農業、システムエンジニアを目指し、6人全員が被災地の復興に寄与・貢献したいと考えています。今回は、前回の24人を上回る31人から応募がありました。当初5人程度の内定を想定していましたが、2年制の専門学校を志望している生徒が3人おり、内定者を増やしました。


 内定者で福島県南相馬市の高校に通う女子生徒の自宅は稲作農家で、幼い頃から農作業を手伝ってきました。毎年、親せきが集まって大勢でする稲刈りなどがともても楽しかったそうです。しかし、大震災で相馬市の仮設住宅に避難し、いまだに米作りは出来ていません。生徒は農業高校で学ぶなかで、地元での農業再開を目指して県立農業短期大学校への進学を目指しています。応募の作文では震災がなかったら米農家を継ぐという考えはなかったとし、「私から情報を発信し、風評被害を払拭したい。美味しい米作りをすれば、買ってくれる方は必ずいる。そう思いながらこれからも、農業の勉強をしていきたい」と綴ってくれました。


 事業団は、読売新聞「大学の実力」取材班の協力も得て、第5期生(2016年度公募)までは奨学生を募集する予定です。1人でも多くの被災生徒に奨学金を支給できるようご寄付にご協力をお願い申し上げます。