被災地支援事業

被災地の高校生6人 仙台で奨学生採用式 (2017年03月)

 東日本大震災で被災し、経済的に進学が困難な高校生を支援する「読売光と愛・復興支援大学等奨学金」(読売光と愛の事業団主催、読売新聞社後援、ウエルシア薬局協賛)の第5期奨学生6人の採用式が3月23日、仙台市青葉区の読売新聞東北総局で開かれました。


 採用されたのは岩手県が3人、宮城県が3人で、4月には仙台、盛岡両市内の大学や専門学校に入学し、卒業まで毎月5万円(返済不要)が事業団から支給されます。
採用式では、事業団の北沢巌福祉助成部長が「自分たちの夢をかなえるとともに、地元の復興にも役立つようにがんばってください」と語り、ひとりひとりに認定証を手渡しました。来賓として読売新聞の小野一馬東北総局長、大口の寄付者であるウエルシア薬局の清田明信販促企画部長が出席し、それぞれ激励のことばをかけました。
 

 津波で自宅が流された宮城県石巻市の長谷部彩佳さん(18)は宮城教育大に進学し、故郷で小学校の教員を目指しています。「震災の経験で、人と人のつながりの大切さを実感しました。子供たちに震災を語り継いでいきたい」と話しました。岩手県山田町の菊池詩織さん(18)は、仙台市の専門学校へ進学し、パティシエを目指しています。よく通った故郷のケーキ店が震災後に閉業し、地元で店を持つのが夢という菊池さんは「私の作るケーキで地域の人を笑顔にしたい」と抱負を語ってくれました。
 式の後は仙台駅近くのホテルで先輩の奨学生5人と合流し、中華料理を食べながら、学生生活などについて、励ましやアドバイスを受けました。今春、岩手県内の大学を卒業し、小学校の教員になる男子学生からは恋愛の話も出てにこやかな雰囲気が包まれました。

 同奨学金は1~5期で計37人を採用し、募集は今回が最後となりました。この奨学金のための寄付はこれまでに6500万円ほど寄せられ、半数近くをウエルシア薬局が占めています。

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認定証を受け取る奨学生(仙台市青葉区の読売新聞東北総局で)

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昼食会であいさつするウエルシア薬局の清田明信販促企画部長(右上)

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先輩の奨学生とともに記念撮影(仙台市内のホテルで)