事業報告

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読売アイバンク


読売アイバンク

 亡くなられた方の善意を生かし、角膜を必要とする方に移植して光を取り戻す橋渡しをするアイバンクは、現在47都道府県で54バンクが運営されています。 2013年3月現在の登録者総数は約148万人、これまでに献眼された方は37,500人となっています。

 読売アイバンクでは、東京都にお住まいの方の登録をお受けしています。1964年の設立以来、登録者は23万人、献眼された方は3,697人(2013年3月)にのぼります。いまだ多くの方々が移植を待っています。一人でも多くの方の献眼登録をお待ちしています。

読売アイバンク
アイバンクカード


1.アイバンクに登録するには

読売アイバンクでは、都内にお住まいの方のご登録をお受けしています。それ以外の地域の方々には、お住まいの地域のアイバンクを紹介いたします。

1.読売アイバンクに電話または手紙で申し込みます 。 説明イラスト
2.アイバンクより届いた申し込み書に必要事項を記入し、返送します。 説明イラスト
3.アイバンクより登録カードが送られてきます。これで登録は終了です。 説明イラスト
4.読売アイバンクへに登録したことをご家族にも知らせましょう。 説明イラスト

*登録時には、目の検査はしません。年齢制限もありません。老眼・近眼・遠視・乱視でもOKです。


2.献眼について

事前に登録がなくてもご遺族の承諾があれば、献眼は可能です。もしもの時は、読売アイバンク(土日祝祭日・夜間は東大病院)へご連絡下さい。

1.ご遺体の安置場所(病院・自宅・葬儀場所)へ眼科の摘出医が出向きます 。死後6~12時間以内であれば検眼は可能です。 説明イラスト
2.ご遺族に眼球摘出と採血採取の承諾をいただき、眼球を摘出します。(両眼で約30分) 説明イラスト
3.摘出後、義眼を入れますので、外見上の問題はありません。 説明イラスト
4.数日後、待機患者に角膜移植が行われます。 説明イラスト

*献眼についてより詳しく知りたい方には、ご希望があれば、直接ご説明にうかがいます 。また、医療従事者向けに、アイバンクのご説明も行っています。

<お問い合わせ先>

 ・読売アイバンク(登録事務や平日の献眼申し出など)
   電話:03-6226-7633(月~金曜日 9時30分~17時30分)

 ・東大病院(平日の夜間及び土日祝日で、登録者が亡くなられ、献眼を希望する場合に限ります)
   電話:03-3815-5411 眼科内線31634


3.移植手術について
1.摘出した眼球の角膜を移植手術用に加工します 。 説明イラスト
2.特別な顕微鏡で角膜を検査します。 説明イラスト
3.採血検査でも問題がなければ、待機患者に連絡します。 説明イラスト
4.移植手術を行ないます。 説明イラスト

4.角膜移植とは

角膜は眼球の最前部にあり、黒目と呼ばれる部分を覆っている薄い透明な膜です。外部からの光がこの角膜を通して網膜に達し、ものが見えるようになります。角膜が病気や、けがで白くにごってしまうと光を通さなくなり、視力が低下したり、失明することもあります。

亡くなられた方から角膜を提供していただくことを献眼といいます。献眼された角膜を移植手術用に加工し、患者さんのにごった角膜を、透き通った角膜に交換すれば視力は回復します。その手術を角膜移植といいます。

透き通った角膜は、亡くなられた方からの善意によって得られます。その善意を、「角膜提供のお約束」として生前に登録するのがアイバンクです。なお生前の登録がなくても、遺族の承諾があれば献眼は可能です。

イラスト:眼球断面図

(2004年11月)

読売アイバンク関連年表

1958年(昭33)角膜移植に関する法律が施行される
1961年(昭36)視覚障害者を支援する「読売光のプレゼント協会」設立
1963年(昭38)順天堂大、慶応義塾大に日本初のアイバンク設立
1964年(昭39)読売アイバンク設立、全国センターの役割も引き受ける
1971年(昭46)ライオンズクラブがアイバンク運動全国大会を開催。献
                眼運動が全国に広がる
1978年(昭53)読売バンクから登録者を移籍し熊本アイバンク設立。以
                   後、2002年の高知アイバンクまで42バンクが独立。
1979年(昭54)スリランカから日本へ、移植用眼球200個の空輸始まる
1979年(昭54)角膜及び腎臓の移植に関する法律公布
1982年(昭57)読売光と愛の事業団、南洋諸島へ目の検診・治療団派遣。
                   以後、19年間に角膜移植を含め、延べ24681人を治療 
1981年(昭56)角膜が特定保険材料に認められ、斡旋料の支払い始まる
1986年(昭61)読売バンク、献眼、登録などのコンピューター処理開始
1996年(平 8)読売バンクが医師、看護婦向けに献眼セミナーを開催
1997年(平 9)眼球、腎臓も含めた臓器移植法が施行される 
1998年(平10)初の脳死移植実施(高知県)、読売バンクには眼球を提供
2004年(平16)読売バンク設立40周年、移植を受け視力を回復した方は
                   総計5629人にのぼる
2005年(平17)東京都社会福祉大会で、地域福祉支援貢献団体として
                   表彰を受ける
2010年(平22)臓器移植法の一部が改正され、親族優先の角膜提供が
                   可能となる

(2010年02月)

読売アイバンクが表彰を受ける

 読売アイバンクは、2005年12月21日、第54回東京都社会福祉大会で地域福祉支援貢献団体に選ばれ、都社会福祉協議会の会長表彰状を贈呈されました。設立から40年余。アイバンク運動の先駆けとして、目の見えない人に光を取り戻す手助けをしてきた実績が認められての表彰です。

 1961年、盲目の子供たちを支援していた米国人の活動を読売新聞社が引き継ぎ、「読売光のプレゼント協会」を設立。目の無料検診や眼鏡のプレゼントなどの活動を全国で展開する一方で、角膜移植の体制整備を訴えました。64年には全国で4番目のアイバンクとして、同協会に読売アイバンクが設立されました。

 設立当初の読売アイバンクは、全国の移植希望者を支援。手術費や眼球の輸送費など経費を負担して所得の低い人の支援にも力を入れました。後に各都道府県にアイバンクが設置されると、各地域の登録者をそれぞれのバンクに移し、現在は都内の22,000人を超える人が死後の眼球提供を登録しています。また、スリランカから眼球を受け入れる活動を通じ、国際交流にも尽力。こうした長年の活動も評価されました。

(2005年12月)

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