事業報告

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障害者の福祉


愛のプレゼント運動を展開

  わが国では、重度の知的障害と、寝たきりか、やっと座れる程度の肢体不自由が重複した障害を持った方を重症心身障害児(者)と呼んでいます。当事業団では、事業団の前身、愛のプレゼント協会が設立された1969年以来、これらの人々を励まし、共により人間らしく生きていくため、支援の手を差しのべています。重症心身障害児(者)施設への通園事業の助成や、施設スタッフによる療育研究を顕彰する読売療育賞などをもうけ、障害を持つ方やご家族が少しでも安心して暮らせるようお手伝いをしています。


都内と九州でロービジョンセミナー

 事業団が後援する「全国ロービジョンセミナー」(主催・日本盲人職能開発センター)が7月23日、東京都新宿区の戸山サンライズで行われました=写真下左=。病気やけがで視力が低下したり、視野が狭くなったりして日常生活に不自由している方が対象で、250人が参加しました。
 杏林大学医学部付属病院眼科の気賀沢一輝医師が、「視覚障害者とともに働く~求められる心のサポート~」をテーマに基調講演したほか、音声パソコンソフトのデモンストレーションや、拡大読書器、日常生活用具などの視覚障害者用福祉機器の展示=写真下右=も行われました。

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  同月16日には、宮崎県都城市でも、九州ロ-ビジョンフォーラム主催のセミナーが西部支部との共催で開催され、80人が参加。北九州市立総合療育センターの高橋広眼科部長による基調講演などが行われました。
 


「食」テーマ 10作業所に総額600万円を助成

 福祉作業所で働く人たちの自立を支援する「生き生きチャレンジ助成事業」の2016年度の助成先を決定しました。「食」に関わる作業所を対象に募集したところ、全国から50件の申請がありました。次の10施設に総額600万円を助成します。
 

 夢工房・カトレア(岩手県住田町)畑わさびの苗代や肥料など=89万円▽やじろべえ(さいたま市西区)喫茶スペースに設置するソフトクリーム製造機=90万円▽鴨川市福祉作業所(千葉県鴨川市)ジャム瓶の蒸気殺菌庫=90万円▽まんじゅう屋遊夢(東京都八王子市)まんじゅう製造のためのミキサー=46万円▽あぐり果愛(富山市)とやま薬膳商品に貼るラベルなどを印刷するプリンター=25万円▽こなんSSN(滋賀県草津市)菓子製造のための冷蔵庫や調理台など=69万円▽やよい工房久貝事業所(京都府長岡京市)パン製造のための業務用冷蔵庫と冷蔵ショーケース=55万円▽えびす(兵庫県たつの市)麩製造に使う麩切り機=15万円▽あゆみ園(高松市)トウガラシの乾燥機・粉砕機=46万円▽ティンカー・ベル(鹿児島県垂水市)冷凍ピザ製造に使う真空包装機=75万円
 


「食」テーマの福祉作業所助成先の募集締め切る

 働く障害者の自立を支援するため、賃金アップを図り、利用者が生き生きと働いていける福祉作業所に今年度も助成します。

 今回は食品の製造・販売や、レストランやカフェなど飲食店の運営、農畜産物の栽培・販売など、「食」にかかわる事業に取り組む作業所の設備投資費が対象です。1件100万円以内で総額600万円を予定。

 ※募集は6月3日に締め切りました。

募集要項はこちら.pdfから

申請書類はこちら.xlsからダウンロードしてください。

(2016年06月)

「アートの力」で事業展開する作業所から事業報告

 「アートの力」で事業を進める福祉作業所20施設を対象にした「生き生きチャレンジ助成事業2015」の事業報告が各作業所から寄せられました。いくつか紹介します。

 仙台市青葉区で障害者就労支援施設を運営するNPO法人「多夢多夢舎中山工房」は仙台駅近くに、ギャラリー「dot」=写真下=をオープンさせました。元々あったギャラリーが閉じることを知り、障害者の作品を発表する場にしようと、運営を引き継ぐことになり、事業団から改築費用や家賃などとして70万円の助成を受けました。ギャラリーとして貸し出すほか、障害者が制作した絵画や陶芸などの展示・販売も行っていくそうです。施設長の高田亮子さんは「障害者たちの作品が多くの人の目にふれる場にしたい」と話しています。

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 知的障害や精神障害がある男女十数人が利用している作業所「ポズック」(和歌山県紀の川市)は、図画や刺しゅうの制作・販売のほか、紙芝居の公演や「ちんどん興行」の収益が、利用者の賃金となってます。ちんどん興行は鍋のふたや湯たんぽなどの廃材を再利用した楽器を作り、月に2、3回、県内外のイベントなどに出向いて実施、場を盛り上げてきました。今回、新たに導入する「ちんどんリヤカー」=写真下=の制作費用の大半、70万円の助成を受けました。スタッフの奥野亮平さんは「リヤカーがあれば、足の不自由な利用者も興行に参加できる。みんなが盛り上がれるようにしたい」と夢を膨らませていました。

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革キーホルダー、ブレスレット.jpg布リメイク製品(みどり工房永和台).jpg 秋田のうさん焼き物.jpg備前焼.jpg福百合園(岐阜市)の革製品(上左)。ワークサポート(岡山県美作市)の備前浄化玉(下左)。みどり工房永和台(仙台市)の布リメイク製品(上右)。秋田のうさんの陶芸(下右)

(2016年04月)

宇都宮でロービジョンセミナー 

 宇都宮市の栃木県総合文化センターで12月19日、事業団主催のロービジョンセミナーが開かれました。視力の低下や視野の狭さなど「見えにくさ」で不便を感じる人のためのセミナーで、とちぎ視聴覚障害者情報センターと日本点字図書館の協力で実施。独協医大眼科学教室講師の鈴木重成さんが「高齢化時代のロービジョンケア」と題して講演しました=写真=。拡大鏡や遮光眼鏡など低視力者向け機器の展示販売会もあり、来場者は工夫が凝らされた機器を手にとって説明を受けていました。

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(2015年12月)

福祉作業所「アートの力」事業 助成先決まる 

 福祉作業所で働く人たちの自立を支援する「生き生きチャレンジ助成事業」の助成施設が決まりました。全国から41件の応募があり、利用者のみなさんが創作した独自のデザインなどを活用し、「アートの力」で事業を進める次の20施設に総額1000万円を助成します。
 助成の決まった施設、事業内容、助成額は次の通りです。

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紀の川市のポズックが企画しているちんどんリヤカー

(2015年11月)

本間一夫文化賞に東京大学の福島智教授

 日本点字図書館(田中徹二理事長)は、視覚障害者の文化向上に貢献した人に贈る「本間一夫文化賞」の第12回受賞者に、東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智さん(52)を選びました。福島さんは、9歳で失明、18歳で聴力を失いながら、盲ろう者として初めて大学進学、常勤大学教員となりました。その経験を生かして生活上の障害の撤廃を目指す研究に取り組んでいます。

 同賞は日本点字図書館を設立した本間氏を記念し、読売光と愛の事業団などの協力で創設されました。

 11月10日の読売新聞の「顔」欄=写真=でも紹介されました。

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(2015年11月)

第11回読売療育賞・最優秀賞に「聖隷おおぞら療育センター」

 重症心身障害者施設の優れた実践研究を表彰する「第11回読売療育賞」(読売光と愛の事業団主催)が決まりました。最優秀賞は、人の声やさまざまな音に対して入所者がどのような反応を示したかを調べた「聖隷おおぞら療育センター」(浜松市北区)で、記念の盾と助成金50万円が贈られました。助成金30万円が贈られる敢闘賞には、東日本大震災を経験した「福島整肢療護園」(福島県いわき市)、「みちのく療育園」(岩手県矢巾町)、「エコー療育園」(仙台市)の3施設による共同研究のほか、「あしかがの森足利病院」(栃木県足利市)、「やまびこ医療福祉センター」(鹿児島市)が選ばれました。

 

 聖隷おおぞら療育センターで研究をまとめた生活支援員の松本悦子さんは「日常の業務に自主的な研究を並行して行うのは、両立が大変でしたが、努力が認められてうれしい」と受賞を喜びました。他に研究に携わったのは、冨田道子さん、田口結実さん、川上恵さん、看護師の堀内純子さんの4人。
 重症心身障害者は、発達の段階により聴覚に差があり、5人は入所者それぞれが声や音に対して、どのような反応を示すかに注目しました。研究では、重い知的障害と身体障害を併せ持つ1~82歳の入所者82人を対象に、施設で生活する様子を観察しながら、障害の程度によって異なる声や音に接したときの反応をまとめました。その結果から、聴覚からの刺激や情報に対する入所者の受け止め方の違いを評価する表を作りました。
 研究の成果について、田口さんは「入所者が日々の生活で、声や音の刺激をどのように感じているかを理解することで、生活支援員がより適切な対応ができます。入所者の生活の質が高まってくれれば」と話していました。

 

【入所者について話し合う「聖隷おおぞら療育センター」の研究メンバー

 

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(2015年11月)

障害者対象のフリークライミング教室の開催を支援

 フリークライミングを障害者にも楽しんでもらおうと、東京都武蔵野市のNPO法人「モンキーマジック」(小林幸一郎代表)が主催するクライミング教室の講師代などに90万円を助成しました。教室は9月30日から東京都江東区内のクライミングジムで始まり、参加者は指導を受けながら、ホールドと呼ばれる突起のついた人工壁に挑んでいました。
 参加したのは、40歳代から60歳代の女性4人と80歳代の男性1人の計5人。いずれも視覚や聴覚に障害がある人で、NPO法人「東京盲ろう者友の会」の呼びかけに応じて参加しました。
 初日は講師役の木本多美子さんから、クライミングに使用する道具や用語、ルールなどについて説明を受けた後、2、3メートルの高さまで登ることに挑戦。手話を介したり、トランシーバーで声が聞こえるようにしてもらいながら、手探りでホールドをつかんだり、足場にしたりしながら、クライミングを楽しみました=写真=。
 女性の参加者からは「ホールドをつかむ感触がわかってくると、もっと楽しくなるかもしれない。これからが楽しみ」、「今まで味わったことのない不思議な感じ。まだ、筋力がなくて大変だが、がんばりたい」などの感想が聞かれました。86歳の男性は「体を引き上げる力がない。恐怖心も出てきたが、これから一歩一歩挑戦したい」と話していました。
 小林代表は「皆さんの感想が前向きで期待が持てます。開催して良かった」と話していました。教室は計5回で月2回程度開催。来春には二回目の教室を開催する予定。

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(2015年09月)

福祉作業所の助成事業「アートの力」 募集、締め切る

 読売光と愛の事業団は、絵画、書などの創作活動や、オリジナルデザインを生かし工芸品や衣料品などの開発・制作に取り組んでいる作業所を応援します。利用者が生き生きと働けるように自立を応援する「生き生きチャレンジ事業」の一環で、事業の設備投資費などを支給します。総額1000万円の助成を予定しています。応募はすでに締め切りました。

    ・募集要項はこちらから
    ・申請書類はこちらから

 

            募集の概要は下記の通りです

【助成対象】
創作活動を生かしてアート製品などの制作や関連製品の開発・販売に取り組み、工賃アップを目指す福祉作業所の設備投資費など。
地域活動支援センターなど小規模で財政基盤の弱い団体を優先とします。

 <例えば、以下のような事業の支援です>
・絵や書、詩、造形品などの制作
・創作物を元にしたカレンダーや文具類の制作
・独自のデザインを生かしアクセサリーや衣料品、生活雑貨を開発
・地域特産の素材で、オリジナルデザインのタオル類を製作・販売

【助成内容】 一事業所につき100万円を上限とし、総額1000万円の助成を予定

【締め切り】 9月25日(金)当日消印有効
 

  ◆問い合わせは、読売光と愛の事業団・作業所係(電話03-3217-3473)へ

 

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(2015年09月)

災害から重症心身障害者を守る吸引機器を贈る 

 東日本大震災では、重い障害を持つ人たちも家屋の流失・倒壊などで大きな被害を受け、医療的ケアがピンチになりました。これを教訓に非常時に備えるため、読売光と愛の事業団は、「宮城県重症心身障害児(者)を守る会」に停電時でもケアができる自家発電機(カセットボンベ付き)とポータブル吸引機各5セット(総額100万円)を贈りました。

 これにより、停電しても医療的ケア(主にたんの吸引)に必要な呼吸器や吸引機の作動が確保され、命の危機を救うことができます。4年前の震災時には家庭で手動に切り替え、その場をしのぎましたが、今後は家屋が崩壊した場合も対応できます。機器は、全国重症心身障害児(者)を守る会を通じ、支部役員宅(仙台、大崎、栗原、石巻の各市)と宮城県支部(仙台市)の5か所に配備されました。
 守る会の秋元俊通会長は「停電になっても吸引機が使えるようになり、重症児者やその家族が安心して暮らすことができます」と話しています。

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 ポータブル吸引機器などを贈られた宮城県重症心身障害児(者)を守る会

(2015年04月)

福祉作業所「地域特産事業」の助成先決まる

 福祉作業所で働く人たちの自立を支援する「生き生きチャレンジ―地域特産助成事業」の交付先が決まりました。
今回は、全国から83件の応募があり、この中から、地域の特産品を生かした事業に取り組み、工賃アップにつなげようとしている全国の14施設に総額1000万円を助成します。助成施設と、助成内容、金額は下記の通りです。

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(2015年04月)

第10回読売療育賞「青森県立あすなろ療育福祉センター」に決まる

 重症心身障害者施設の優れた実践研究を事業団が顕彰する「第10回読売療育賞」が決まりました。最優秀賞(副賞50万円)は、青森県立あすなろ療育福祉センター(青森市)で、病棟のおむつなどの排せつ臭対策をマニュアル化することで臭いの軽減につなげ、入所者の快適な療育生活や職員が働きやすい環境を整えたことが評価されました。
 研究メンバーは生活支援課の看護師・工藤美由紀さん、工藤淳子さん、須藤美由紀さんの3人。

 研究を始めるにあたり、看護師17人にアンケート調査した結果、おむつなどから出る排せつ臭を一番の悩みに上げる人が多数いました。入所者の約9割がおむつを使用しており、おむつ交換はトイレや居室で行われています。そこで、トイレや居室計18か所の臭気を計測したところ、トイレの数値が1番高いことが分かりました。トイレの仕切りは、車いすが出入りしやすいようカーテンにしているため、臭いが外に漏れやすい状況でした。おむつの細かい廃棄方法も定まっておらず、新聞紙に包んだだけで廃棄箱に捨てることもありました。
 そのため、おむつを廃棄箱に入れる際、ビニール袋に入れ、口を縛って密封することをマニュアル化しました。また、マニュアルを書棚ではなく、おむつ交換場所に置くことで取り組みを徹底。その結果、トイレの臭気は激減しました。職員も改善を実感できたそうです。 

 須藤さんらは「入所者や家族が病棟で少しでも快適に過ごせるよう、これからも努力を続けていきたい」と話していました。

 副賞30万円が贈られる敢闘賞には、大倉山学院(北海道小樽市)、秋津療育園(東京都東村山市)、堺市立重症心身障害者(児)支援センター「ベルデさかい」の3施設が選ばれました。各賞は10月3日に徳島市で行われた重症心身障害療育学会で表彰されました。                                                                

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入所者を介助する工藤美由紀さん(左)と須藤美由紀さん
(青森県立あすなろ療育福祉センター)

 
  歴代の読売療育賞受賞施設

         
第10回(2014年)  最優秀賞 青森県立あすなろ療育福祉センター(青森市) 「オムツ交換行動への介入による消臭効果の検証」
敢闘賞

大倉山学院(北海道小樽市)
秋津療育園(東京都東村山市)
堺市立重症心身障害者(児)支援センター「ベルデさかい」(大阪府堺市)

第9回(2013年)  最優秀賞 旭川児童院(岡山市) 経腸栄養剤利用者のためのスープ開発
敢闘賞

千葉リハビリテーションセンター愛育園(千葉市)
心身障害者コロニーこばと学園(愛知県春日井市)
くまもと江津湖療育医療センター(熊本市)

第8回(2012年)  最優秀賞 長岡療育園(新潟) 超重症児の声かけ反応証明
敢闘賞

聖母療育園(千葉)
にこにこハウス医療福祉センター(兵庫)
くまもと芦北療育医療センター(熊本)

第7回(2011年)  最優秀賞 聖隷おおぞら療育センター(静岡) 重症児の日常活動の研究
敢闘賞

あしかがの森足利病院(栃木)
わかば療育園(広島)
若草療育園(広島)

第6回(2010年)  最優秀賞 北海道済生会西小樽病院みどりの里 超重症児病棟における音環境の研究
敢闘賞

小羊学園つばさ静岡(静岡市)
びわこ学園医療福祉センター野洲(滋賀県野洲市)
旭川荘療育センター児童院(岡山市)

第5回(2009年)  最優秀賞 びわこ学園医療福祉センター野洲(滋賀) 摂食機能障害の分析と対応
敢闘賞

札幌あゆみの園
長岡療育園(新潟県)
徳島赤十字ひのみね総合療育センター

第4回(2008年)  最優秀賞 わかば療育園(広島) 重症心身障害児(者)の視力検査結果に基づく療育活動
敢闘賞 北海道療育園
あしかがの森あしかが通園センター(栃木)
東京都立東部療育センター
神奈川県立こども療育センター
聖隷おおぞら療育センター(静岡)
南愛媛療育センター(愛媛)
久山療育園重症児者療育センター(福岡)
はまゆう療育園(熊本)
第3回(2007年)  最優秀賞 愛知県心身障害者コロニーこばと学園 重症心身障害児(者)の生活の質に関する研究
敢闘賞 秋津療育園(東京)
小羊学園つばさ静岡
びわこ学園医療福祉センター草津(滋賀)
砂子療育園(兵庫)
旭川荘療育センター児童院(岡山)
江津湖療育園発達医療センター(熊本)
佐賀整肢学園こども発達医療センター
やまびこ医療福祉センター(鹿児島)
第2回(2006年)  最優秀賞 島田療育センター(東京) おむつ内の温湿度変化から捉えた取り組み
敢闘賞

北海道済生会西小樽病院みどりの里
長岡療育園(新潟)
信濃医療福祉センター(長野)
神奈川県立こども医療センター
おおぞら療育センター(静岡)
青い鳥医療福祉センター(愛知)
わかば療育園(広島)
芦北学園発達医療センター(熊本)

第1回(2005年)  最優秀賞 横浜療育医療センター(神奈川)  超重症者に対する口腔ケアの取り組み
敢闘賞 北海道療育園
長岡療育園(新潟)
むらさき愛育園(東京)
みどり愛育園(東京)
神奈川県立こども医療センター
小さき花の園(神奈川)
山梨県立あけぼの医療福祉センター
おおぞら療育センター(静岡)


 

(2014年10月)

福祉作業所「地域連携事業」の助成先決まる

 福祉作業所で働く人たちの自立を支援する「生き生きチャレンジ―地域連携助成事業」の交付先が決まりました。今回は、地域の団体と連携、地域の資源を生かして事業を進め、工賃アップにつなげようとしている全国の17施設に総額1501万円を助成します。助成施設と内容、助成金額は下記の通りです。

 助成施設の中で、きたのまちジョブリハセンターでは、地元の製麺会社や北海道貿易物産振興会の協力を得て米粉を原料にした旭川ラーメン(乾麺)を製造し、東南アジアなどにも輸出する計画です。また、横浜市栄区では、区内在住のアーティストも参加し、8福祉事業所が力を合わせてユニークな地元の土産を開発し、販売や工賃アップを図る「さかえegaoプロジェクト」を進めます。
 

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(2014年04月)

震災被災作業所から報告が届きました

 昨年の夏、東日本大震災で被災した東北3県の福祉作業所に資金助成しましたが、助成先から、「みんなで一生懸命がんばっています」と事業団に元気な報告が相次いで届いています。


 震災で壊れた施設から、新しい建物に移転した福島県郡山市の「みらい作業所」では、助成金で照明器具類などを一新。また、地震の恐怖感を乗り越えようと、みんなで陶芸に取り組む焼き物交流会を開きました。「じしんでとてもこわいおもいをしました。あたらしいところにひっこしてきて作業する部屋が明るくなり、これからみんなで、いっしょうけんめいがんばっていきたいです」と、お礼状が来ました。
陶芸教室は、放射能汚染で郡山に避難してきた浪江町の方が講師になり、貴重な体験談を聞くこともできました。焼き物作りはとても楽しかったそうで、笑顔いっぱいの写真が同封されていました。

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 仙台市青葉区の「多夢多夢舎中山工房」では、版画プレス機を購入、米袋を再利用して染色加工した6色の紙にカレンダーを刷り込み、販売を始めました。ばらした米袋をていねいに加工、染色したり、刷りあげたりする作業を分担でこなしています。味わいのある色・質感に変身したじょうぶな紙は、封筒やポチ袋、ミニ風車、プレゼント袋などにも加工されています。東京の障害者支援NPO「エイブル・アート・ジャパン」(本部・東京)の協力も受け、地元仙台のデパートのほか、東京、福岡、千葉などにも販路を広げています。

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仙台市泉区の「すまいる作業所」では、豆腐の製造工程で出るおからを活用し、クッキーや焼きドーナツを作るため、ベーカリーオーブンを購入。これまでも豆乳、おから入りドーナツを作ってきましたが、よりヘルシーな製品開発に挑戦しています。
 コーヒー味やゴマ入りなどバリエーションも多く、利用者さんは「オーブンで新しい商品を作るのが楽しみ」と張り切っています。

 

 

asahiS.JPG  宮城県七ヶ浜町の「あさひ園」は、津波で100人近い犠牲者を出した町の高台にあり、一時は避難住民が寝泊まりしていましたが、隣に建った仮設住宅の方たちも招いて秋祭りを開催。にぎやかな模擬店や音楽演奏で、復興への元気を取り戻そうと盛り上がりました。


 

 

bokasi.JPG  震災で一年ぶりに施設が元の場所で再開された宮城県利府町の地域活動支援センターでは、環境に配慮したリサイクルに取り組んでおり、電気乾燥庫を導入しました。特に寒い季節には、米ぬかから作るボカシや石鹸の製造に威力を発揮してくれそうです。

 
(2013年01月)

第9回読売療育賞決まる 最優秀賞に旭川児童院(岡山)

 重症心身障害者施設の優れた実践研究を顕彰する「第9回読売療育賞」が10月に千葉市で行われた重症心身障害療育学会で決まりました。
 最優秀賞(副賞50万円)には、旭川児童院(岡山市)の「経腸栄養剤利用者のためのカルニチン含有『注入スープ』開発の試み」が、敢闘賞(同30万円)には、千葉リハビリテーションセンター愛育園(千葉市)、心身障害者コロニーこばと学園(愛知県春日井市)、くまもと江津湖療育医療センター(熊本市)の3施設が選ばれました。

 旭川児童院の研究は、健康維持に必要とされるアミノ酸の一種「カルニチン」の補充の仕方に着目。自然食品からの補充が大切と考え、カルニチンが多く含まれるラム肉や牛肉をベースに牛乳や野菜を加えて粘りを出した味噌味のスープを試作し、胃ろうの患者10人に飲ませました。この結果、低体温の症状が改善された人もあり、スタッフは「温かいスープにすることで、少しでも本来の食事に近づけたい」と話し、今後、対象者の拡大や投与量の増加を検討しているそうです。

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カルニチンが含まれる特製スープを開発した旭川児童院のスタッフ

 

(2012年10月)

仙台でロービジョンセミナーを開催

 視力が低下したり、視野が狭くなったりする低視力の人たちのより良い生活づくりを考える「東北ロービジョンセミナー2012」(NPO法人アイサポート仙台主催、読売光と愛の事業団など後援)が9月22日(土)、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれました。

 セミナーには、低視力者や目の見えない方、医療・福祉・教育関係者など約120人が参加し、眼科医の陳進志・東北大学准教授が「生活の質を高めるロービジョン医療」をテーマに、入試問題のユニバーサル・デザイン化に取り組む藤芳衛・大学入試センター特任教授が「視覚障害者と大学入試」をテーマにそれぞれ講演しました。

 続いて、視覚障害を抱えながらも、仕事や趣味を通して日々の生活を楽しんでいる5人の方々が、「視覚障害者のIT活用」「福祉制度を活用しよう」「フリークライミングで世界に挑む」「『語り』を通しての支援活動」「旅を楽しもう」をテーマに自らの取り組みや体験を披露。この後、より良い生活を送るために必要なことなどについてディスカッションしました。今回のセミナー開催のため、当事業団は50万円を助成しました。

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障害に負けず、仕事や趣味を楽しむみなさんが取り組みを発表しました

(2012年09月)

東日本大震災で被災の11福祉作業所に助成

 読売光と愛の事業団は、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の11福祉作業所に総額461万円を資金助成することを決めました。事業立て直しに必要な設備の修理費や、受注が激減している中で新たに取り組む商品開発の事業費などで、作業所で働く障害者のみなさんの工賃確保やアップにつなげてもらうねらいです。
 具体的には、洗面所などの修理や、おからを利用のヘルシーなクッキーを製造するオーブンの導入、高齢者向けの便利屋さん開拓に必要な掃除器具類の購入、冬季の農作物栽培を可能にするビニールハウス建設費などが助成事業となりました。それぞれの作業所での復興に向けてのご健闘をお祈りします。
 
 助成の決まった作業所は次の通りです。

 


 

 


 

(2012年08月)

作業所「生き生きチャレンジ2010」助成事業の交付先決まる

  福祉作業所で働く人たちの自立を支援する、「作業所 生き生きチャレンジ助成2010」事業には、全国の作業所から66件の応募申請があり、審査の結果、11団体への助成金交付が決まりました。

 今回は、農林水産業や園芸、その加工などで地域活性化にも貢献している事業が対象です。現在、大リーグで活躍する松井秀喜選手が巨人軍在籍時に設立した「松井ホームラン基金」から総額300万円が贈られます。利用者のみなさんが笑顔で生き生きと働けるよう、事業の発展をお祈りします。
 

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         「生き生きチャレンジ助成2010」の助成が決まった団体

                                 

(2011年03月)

重症児施設の紹介DVDを制作

 事業団は、重症心身障害児施設に入所している子どもたちの生活や看護師による療育の様子を紹介するDVD「重症児と分かちあう力」の制作を支援し、全国の看護師養成施設(大学・短大・専門学校)やボランティアセンターなど関係機関に約700枚を配布しました。

 重症児施設では近年、看護師不足が深刻化しており、看護師やボランティアの募集や確保に役立ててもらうのが狙いです。重度の肢体不自由と知的障害が重複した重症心身障害児(者)は、成人も含め国内に約3万8千人いると推定され、入所施設は200近くあります。

 DVDの活用やボランティアを希望される方には、無料で送付または貸出します。当事業団(電話03-3217-3473)までご連絡ください。

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    ボランティアの人たちと太鼓を楽しむ障害者(DVD「重症児と分かち合う力」から)

(2010年07月)

作業所緊急助成事業 助成先47施設決まる

 世界同時不況により、受注作業の大幅減少など大きな打撃を受けている作業所を支援する読売光と愛の事業団の緊急助成事業の助成先が決まりました。全国の作業所から103件の応募申請があり、審査の結果、47施設に助成金(各20万円)を贈ります。

 本事業は、障害者のみなさんが働く小規模作業所を応援。工賃の確保、増収につながる事業や運営資金として役立ててもらうものです。今回助成が決まった施設では、景気の影響を受けやすい企業の下請け仕事のみに頼らず、地域資源などを生かして安心な食品を製造したり、オリジナルデザインのTシャツを自主開発したりする試みが目立っています。助成先には個別に通知し、7月末に支給の予定です。

イラスト:くヒカル君とアイちゃん
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緊急助成が決まった団体

(2009年06月)

読売アイバンク

 事業団では、目の不自由の方が光を取り戻せるよう、角膜移植の仲介をする読売アイバンクを運営しています。

読売アイバンクへはこちらから


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