被災者支援事業

復興支援大学等奨学生の卒業報告、在学生の近況報告(2019年04月)

 東日本大震災で被災し、経済的に進学が困難な高校生の進学を支援する「読売光と愛・復興支援大学等奨学金」 (読売新聞社後援、ウエルシア薬局協賛)は、支給開始から7年目を迎え、12人から卒業報告が、7人から進級報告が届きました。

 奨学生の募集は2016年で終了していますが、今年度は、3~5期の奨学生8人に計480万円を支給します。協賛のウエルシア薬局(東京都千代田区)からは3月末までに計5,990万円のご寄付をいただきました。

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国試、卒論対策、部活。充実の近況報告

 近況報告してくれたのは7人(男性3人、女性4人)。それぞれの報告はこちら.pdfからご覧になれます。

12人が卒業 薬剤師、看護師、教諭などに

 卒業報告は、12人(男性3人、女性9人)。今春、被災地の大学や専門学校を卒業しました。進路は様々で、大半は東北地方に残ります。1期生2人は共に6年間薬科大で学び、薬剤師としてそれぞれ宮城県内の病院勤務と、薬品メーカーの関東地方の薬局に配属となります。3期生7人は、都内の大学病院看護師、宮城県石巻市内の病院管理栄養士、同県東松島市内の中学校講師、同県南三陸町の小学校教諭、大手住宅メーカーの仙台支店勤務(予定)、都内のデジタル印刷業勤務のほか、看護師資格を取得したうえで保健師を目指して東北大学大学院に進学する女性もいます。4期生1人は犬の訓練施設を希望し就活中で、5期生の2人は、それぞれ仙台市内のカフェバー勤務、岩手県宮古市内の病院医療スタッフになりました。教育大4年だった女子生徒は体調不良により休学していましたが、4月から復学し再び教諭を目指します。

12人の卒業報告はこちら.pdfからご覧になれます。

地元の南三陸町に戻り小学校教諭に

 宮城教育大学を卒業した佐藤穂芳さん=写真=は、東日本大震災発生時、宮城県南三陸町の中学2年生でした。以来、地元を離れて8年。南三陸町立の小学校に赴任が決まった時は、嬉しさと怖さを感じたそうです。「この8年は震災と離れた生活でした。盛土がされ、山が削られた震災後の南三陸町と向き合うには少し時間がかかるかもしれませんが、新たな気持ちで、自分らしさを見失わないよう頑張ります」と卒業報告で語ってくれました。

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