こどもの福祉

施設出身の元プロボクサー坂本さんを描いた漫画の発行を支援(2016年11月)

 児童養護施設出身で、東洋太平洋ライト級王者となった元プロボクサーの坂本博之さん(45)の自伝漫画の発行準備が進められています。事業費300万円のうち20万円を事業団が助成することにしました。
 タイトルは「平成のあしたのジョー 坂本博之物語」。坂本さんのほか、自身も児童養護施設出身で、退所後の支援活動をしているNPO法人「NGOフク21ふらっとホーム」(東京都千代田区)の福田茂雄代表(70)らが、「頑張ればいろいろな分野で活躍できる」という児童へのメッセージになるはずと企画しました。
 坂本さんは幼少時に両親が離婚。小学2年で福岡市内の児童養護施設に預けられました。施設のテレビで見たボクシングに憧れ、高校卒業後間もなくプロデビューし、22歳で日本王者となり、「平成のKOキング」とも呼ばれました。2007年の引退後は、全国の児童養護施設を訪問し、ボクシングを通して子どもたちを勇気づける活動をしています。
 漫画は、福田さんらが坂本さんにインタビューした内容をもとに描かれ、タイトルの一部「あしたのジョー」は、講談社を通じ、作画したちばてつや氏らの了解も得たそうです。8話で構成され、240ページ。来年春に800円で発売を予定しています。1話「心も体も飢えていた幼少時代」の要約版1000部が11月15日から都内で開催された全国児童養護施設長研究協議会の東京大会で参加者に配布されました。
 福田さんは、「今後も施設の出身で活躍している人にインタビューを続け、子どもたちに生きる力と勇気を与えるようなメッセージ集として発行したい」と話しています。

坂本漫画チラシ.JPG        宣伝のちらし(上) 漫画の一場面(下)

坂本漫画中身.JPG