光と愛・郡司奨学基金

養護施設の高校生9人 都内で奨学生採用式(2017年03月)

 児童養護施設などから大学や専門学校へ進学する高校生の学費を給付する「読売光と愛・郡司ひさゑ奨学基金」の19回目の採用式・交流会が3月22日、奨学生9人が出席して読売新聞東京本社で行われました。


 奨学生の内訳は、男子4人、女子5人で、地域別では、関東3人、中部2人、九州2人、近畿2人。進学先は、6人が4年制大学、3人が看護系の短大や専門学校でした。前年から国公立大学への進学者が増えており、今年は大阪大学や宮崎大学などに3人が進学します。将来は看護師のほか、商社マンや助産師、公務員、特別支援学校教諭、空港スタッフ、理学療法士を目指して学業に励みます。奨学生には授業料として年間上限60万円が支給されます。


 採用式では事業団の明石雅幸事務局長が「皆さんはこれまでいろいろな人に守られてきましたが、社会に出たら1人でも生きていかねばならず、これからの数年間はその準備期間です。強い気持ちを持ってがんばってください」と激励、ひとりひとりに認定証を手渡しました。続いて32階のレストランで行われた昼食会では作文審査などで奨学生の選考にあたった作家の太田治子さんがあいさつ。「今日は春の明るい陽射しにあふれています。これからつらいことがあったら、今日のこの明るい陽射しを思い出し、前を向いて生きてください」と言葉をかけました。
 奨学生たちは自己紹介でそれぞれ志望理由を話したほか、「こうして支援を受けられることに感謝して充実した学生生活を送りたい」「英語をしっかり勉強し、海外に留学してみたい」などと将来の抱負を語りました。この後、東京駅近くの三菱一号館美術館まで足を延ばし、読売新聞社などが主催する「オルセーのナビ派展」を鑑賞したり、皇居周辺を散策したりして東京の春を楽しみました。

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   郡司ひさゑさんの肖像画を掲げる明石事務局長とともに記念撮影に臨んだ奨学生

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昼食会の後は少し緊張もほぐれて    皇居周辺を散策