障害者の福祉

「アートの力」で事業展開する作業所から事業報告(2016年04月)

 「アートの力」で事業を進める福祉作業所20施設を対象にした「生き生きチャレンジ助成事業2015」の事業報告が各作業所から寄せられました。いくつか紹介します。

 仙台市青葉区で障害者就労支援施設を運営するNPO法人「多夢多夢舎中山工房」は仙台駅近くに、ギャラリー「dot」=写真下=をオープンさせました。元々あったギャラリーが閉じることを知り、障害者の作品を発表する場にしようと、運営を引き継ぐことになり、事業団から改築費用や家賃などとして70万円の助成を受けました。ギャラリーとして貸し出すほか、障害者が制作した絵画や陶芸などの展示・販売も行っていくそうです。施設長の高田亮子さんは「障害者たちの作品が多くの人の目にふれる場にしたい」と話しています。

仙台ギャラリー1.JPG

 知的障害や精神障害がある男女十数人が利用している作業所「ポズック」(和歌山県紀の川市)は、図画や刺しゅうの制作・販売のほか、紙芝居の公演や「ちんどん興行」の収益が、利用者の賃金となってます。ちんどん興行は鍋のふたや湯たんぽなどの廃材を再利用した楽器を作り、月に2、3回、県内外のイベントなどに出向いて実施、場を盛り上げてきました。今回、新たに導入する「ちんどんリヤカー」=写真下=の制作費用の大半、70万円の助成を受けました。スタッフの奥野亮平さんは「リヤカーがあれば、足の不自由な利用者も興行に参加できる。みんなが盛り上がれるようにしたい」と夢を膨らませていました。

ちんどんカー.JPG

革キーホルダー、ブレスレット.jpg布リメイク製品(みどり工房永和台).jpg 秋田のうさん焼き物.jpg備前焼.jpg福百合園(岐阜市)の革製品(上左)。ワークサポート(岡山県美作市)の備前浄化玉(下左)。みどり工房永和台(仙台市)の布リメイク製品(上右)。秋田のうさんの陶芸(下右)