時代にふさわしい福祉活動に長年取り組んできた団体や個人を顕彰する「読売福祉文化賞」の受賞６団体が決まり、12月9日（火）に読売新聞東京本社で贈呈式・懇親会が行われました。23回目を迎える今年は一般部門に74件、高齢者福祉部門に18件の応募がありました。受賞団体には活動支援金として100万円が贈られました。

　受賞団体は次の通り。

【一般部門】受賞３団体

NPO法人 BONDプロジェクト	東京都渋谷区
笑顔の向こうに繋がる未来プロジェクト PLAY&PHOTO Studio	川崎市麻生区
NPO法人 DAREDEMO HERO	兵庫県西宮市

【高齢者福祉部門】受賞３団体

NPO法人 あきた元気ムラGBビジネス	秋田市
高知県高坂学園生涯大学	高知市
NPO法人 Teto Company	大分県竹田市

6団体の活動内容は12月9日の読売新聞に掲載されました。記事はこちらからご覧になれます。

受賞団体の皆様と記念撮影（12月9日、読売新聞東京本社で）

★受賞者の喜びの声をご紹介いたします。

一般部門　特定非営利活動法人 BONDプロジェクト（東京都渋谷区）

理事長　橘 ジュンさん

この度は、栄誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。
2009年より、生きづらさを抱える若年女性たちの支援活動に取り組んできました。
困難な状況に置かれながらも、声を上げることができない女性たちが多くいます。そうした女性たちに寄り添い、少しでも力になれるよう、日々活動を続けています。
今後も、初心を忘れることなく、支援を必要とする女性たちと繋がりを持ち、共に歩んでいけるよう、努力を重ねていきます。

代表の橘 ジュンさん（左）と井上 あかりさん

一般部門　笑顔の向こうに繋がる未来プロジェクトPLAY&PHOTO Studio（川崎市麻生区）

共同代表　安田 一貴さん

重い病気や障がいのあるお子さんを育てるご家族の「家族写真や七五三は、うちには難しいと思う」という言葉から始まりました。すべての子どもたちとご家族へ"心に残る撮影体験"を届けたい。その想いでこれまで歩んできました。撮影で見せてくれる子どもたちの表情や、ご家族の想い、優しい空気感に、いつも励まされながら、続けてきました。これまで出会ったすべての子どもたちに感謝しつつ、これからも特別な瞬間を届け続けます。

共同代表の安田 一貴さん（左）と安田 伸枝さん

一般部門　NPO法人 DAREDEMO HERO（兵庫県西宮市）

理事長　内山 順子さん

このたびの受賞を大変光栄に存じます。私たちは、教育・栄養・農業・国際交流など多様な取り組みを通じて、努力が正当に報われる社会を実現するために活動してきました。今回の受賞は、フィリピンと日本の多くの皆様のご支援の賜物です。貧困の連鎖を断ち切り、希望の連鎖を広げるために、これからも人々に寄り添いながら歩みを進めてまいります。

理事長の内山 順子さん（左）と日本インターンの早川 穂乃花さん

高齢者福祉部門　特定非営利活動法人　NPO法人あきた元気ムラGBビジネス（秋田市）

理事長　三浦 源蔵さん

私たちは、秋田県内の自治会等が連携し、地域資源である山菜等の共同出荷を行いながら、集落同士や大学生等と交流することにより、ふるさと秋田が持つ様々な魅力を次世代につなげていくために活動している法人です。高齢者が主体となって長年活動してきましたので、本受賞の喜びを皆で分かち合い、今後の大きな活力に変え、「ＧＢ（じっちゃん・ばっちゃん）」がきらきらと輝き続けられるよう取り組んでまいります。

副理事長の船山 富雄さん

　

高齢者福祉部門　高知県高坂学園生涯大学（高知市）

運営委員長　渡辺 泰方さん

栄えある読売福祉文化賞の受賞に、640名の学生一同喜びで一杯です。とりわけ、地方での小さな活動に目を向けて頂けたことが嬉しく、心から感謝しています。43年前有志が集い、「高齢者の学習と交流、生きがいづくりの場」として創立して以来、費用を含めて全て学生たちによる手作りの運営を続けてきただけに、喜びもひとしおです。この受賞を機に、人生100年時代に相応しい活動に一層磨きをかけたいと決意を新たにしています。

運営委員長の渡辺 泰方さん（左）と会計主任の古谷 正人さん

高齢者福祉部門　NPO法人Teto Company（大分県竹田市）

理事長　奥 結香さん

この度は栄えある賞をいただきありがとうございます。竹田市という小さなまちで世代や立場を超えて支え合う文化を育んできました。
これからも、関わってくださる多くの方々と共に「ひとりぼっちをつくらない地域社会」を広げていきたいと思います

理事長の奥 結香さん（左）と児童指導員（理学療法士）の西川 希美さん